1/16 横浜光音座〜高円寺HIGH

2011年アッという間に過ぎてしまったわけですがアイドル現場にハマってしまった年でもあります。それと引き換えに映画館に足を運んだり読書をする時間が随分減ってしまった。ピンク映画館は2010年は30回以上約100本見たのに対し2011年劇場に足を運んだ回数は5回くらいでした。

池島ゆたか作品新作は劇場で見る!(というかDVDにもならないので劇場でしか見る手段はない…)ということで横浜光音座へ。

「ぼくらの季節」何度も見ている80年代ゲイ映画の傑作。何度見ても飽きない。続く「愛いろいろ -lovely family-」池島コメディここにあり!「未亡人銭湯」以来ですね、劇場で声出して笑いながらピンク映画見たのは。なかみつせいじさんの表情がとてもいい。アングルだとか音楽だとか細かいところを確認しにまた見に行きたい。劇場のハードルが高すぎるので映画好きな人のほとんどがこの傑作コメディを一生見ないで終わる事になるであろうという現実が切ないです。隣の劇場に移り山崎監督の新作「人妻の恥臭 ぬめる股ぐら」。あまり期待していなかったのですがこれがとんでもなくツボにはまりました!最大の収穫は匂い姫を演じる大城かえでさん。この虚ろな表情のエロさ、スクリーンに釘付けでした。ネタばれが多過ぎるのでピンク映画批評的なブログ、mixi日記はもはや全く読んでいないので(マイミクhideさんのブログだけ例外。貴重な写真が多く見れて愛読してます!)予備知識無しで見ましたが坂口安吾の「風博士」「白痴」がモチーフになっている事は見ていてすぐに分かりました。ここに出てくる意味があるのか?的な女子プロレスラーといい吉行由実が演じる「放射能で性欲がアップする」バーのお姉さん(原発問題も題材にしたピンク映画なんです!)など登場人物がいちいち魅力的で話にグイグイ引き込まれました。これ、本当にDVDで欲しいよ〜!

夕方遅くにMOLICEを見に高円寺HIGHへ。久しぶりに見たMOLICE、えらいパワーアップしてました。大好きな「HOLE!!」も聴けて大満足です。いつもMOLICEを見に来る身内的な常連ファンがいてもおかしくないのにいないところがどんどんカルト化してきている感じが…。